Q.年齢的に赤ちゃんが欲しいです(相談者・33歳女性)
この質問に回答してくれたヘルスパートナーは…
田中美佳(れいこ助産院 / 広島市南区宇品神田)
経歴:広島市出身。都内で助産師教育を受け、総合病院で勤務の後、「地元広島の母子の支援がしたい」と考えUターン。2007年に開業助産師となり、2020年よりMY助産院で勤務、2022年れいこ助産院2代目院長となる。「わたしの家で赤ちゃんを産む わたしの力で赤ちゃんをはぐくむ」をモットーに、“家族が主役”のいのちのストーリーをサポートしている。
専門分野:自宅出産、妊娠期からの継続支援、母乳育児支援、性教育
ご質問ありがとうございます。
質問者の方は、決まったパートナーがおられるのでしょうか。
また、妊活中でなかなか授からない中におられるのでしょうか。
30歳を過ぎて、人生設計を考えたときに「赤ちゃんが欲しい」と思われているんですね。
赤ちゃんは授かりものです。
これをしたら必ず授かるという確約はありません。
妊娠を考えた時に、まず振り返りたいことの一つに基本的な生活があります。
- 早寝早起き
- 三度の食事
- 適度な運動
基本的なことですが、私たちの体とこころを築く上でとても重要です。
これをなくして、健康な生活は送れないと言っても過言ではないでしょう。
早寝早起き
人間も自然の一部です。太陽とともに生活しましょう。早起きのためには、まずは早寝からです。
22時から2時はゴールデンタイムとも言われ美肌にも大切です。体の中の調子を整えてくれるホルモンがたくさん出てくる時間となります。遅くても日付が変わる前には、眠りにつくようにしましょう。
三度の食事
三度の食事をされていますか?日本人の主食は「米」です。最近は炭水化物=糖質と判断され、米を食べないことがいいような風潮もあります。しかし、昔の日本人は、米を主食として肥満だったでしょうか。
米には、イライラを落ち着かせ、体温をあげてくれる作用もあるのです。
よく噛んで食べることが、少量で満足感も与えてくれます。
適度な運動
1週間で150分の運動が推奨されています。体を動かすことで、自分の体の様子や変化を感じやすくなります。
女性の場合は、激しいランニングというより、ゆっくりとしたウオーキングがおすすめです。歩くからこそ気づける景色に心も癒されてください。
それに加えて、「冷え予防」です。
「冷えは女の敵」ですものね。下半身を冷やさない、湯船につかる、旬の食べ物を食べるなど工夫してみましょう。
そして、妊活ですね。
はじめにお伝えしたように、赤ちゃんは授かりものです。
「作る」という気持ちから、まずは楽しんで性生活を送ることが大切です。
そういう意味では、妊活という言葉もふさわしくないですね。活動ではなく営みですから。
赤ちゃんを授かるには、男性の存在も不可欠です。
男性は女性以上に繊細です。「この日よ!」となると、思うようにいかないことも多いのです。
現代の男性は、若い人の方が精子数が少ないと言われていることをご存じですか?精子は、熱に弱いのです。 上記の3つの基本的なことに加え、通気性の良い、ゆとりのある下着を使用することも考えてみてください。
また、男性は体調の変化には気づきにくい方も多いです。知らない間にストレスを溜めていたり、という事もあるので、ストレスを発散できる方法を見つけましょう。
お互いを尊重し、大切にできてその先に新しいいのちが芽生えたら。
そんな未来が訪れるように、心から願っています。
※悩んだ際には医師や助産師にご相談ください
自分自身の健康についての悩みや疑問をお寄せください。体験談も受け付けています。
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