マタニティ生活を振り返って

塚ちゃん、ママになる。

こんなタイトルですが、まだ産まれていません。笑
みなさんご無沙汰しております。
広島テレビで天気予報をお伝えしています、気象予報士の塚原美緒です。
5月から出産のためにお休みに入っており、いよいよその予定日も近づいてきたところです。

このたびご縁あって、産休・育休中の日々で感じることを、こちらのHP上に綴らせていただくことになりました。
お仕事、というよりは自由に感じたままに、趣味の日記の延長のような気持ちで書いていこうと思うので、
興味のある方はのぞいてくださればうれしいです。 


さて、臨月に入りました。
お腹がずいぶんと大きく重く感じるようになってきましたが、おかげさまで体調は順調です。
今日も広島市内を歩き回り、パンケーキを二皿平らげたくらいには元気です。

こんな感じでおだやかな日々を過ごしていますが、多くの先輩ママさんたちからは、
「出産後は目まぐるしくなるから、今のゆっくりとした時間を楽しんでね」とアドバイスを頂くことが多いです。
そこで、今のうちにこれまでを振り返ってみようと思います。

世の妊婦さん、そうだったんだ!

妊娠生活中は、とにかく知らないことがたくさんあったことに気づかされました。

例えば、「安定期」。
正式な医学用語ではないようですが、一般的には妊娠5か月に入った頃からで、
初期流産のリスクが低くなるほか、つわりが治まり始める人が多いとされています。
(つわりがずっと続く方もいらっしゃいます)

初期流産のリスクが少なくなることから、本や雑誌などにも、
「この頃から周囲の方に妊娠を報告しましょう」と書かれているのを多く目にしました。

ですが、つわりの症状と向き合うことになるのは、安定期に入る前のいわゆる「妊娠初期」。
程度には個人差があるものの、もしつわりで体調が悪かったとしても、
まだ周囲には妊娠報告できない状況だから、体調不良を訴えにくいというジレンマがあることを知りました。

私、産休に入る直前の同僚に「つわりは大丈夫ですか?」なんて聞いていたけど、
その人が本当につらいタイミングで身体を気遣えていたかなぁ……いないよなぁ……

私自身は有難いことにつわりの症状はまだ軽い方でしたが、そんなことを思い返していました。

走りんさんなよ

そして、妊娠報告をしてからは、職場の方々の優しさが本当に身に染みました。
身体が冷える真冬の頃は、外に長時間立っていなくても良い取材を割り振ってくださったり、
きつい坂道をのぼるような所の撮影では、
カメラマンの方が「ここで待っていていいよ」と言って撮影して来てくださったり……感謝は書ききれないほどです。
周りの方が気遣ってくださったからこそ、その思いを無にしないよう、
私自身も無理しすぎないことを意識して仕事に取り組めたように思います。

余談ですが、職場の方々への妊娠報告の際に一番言われた言葉は、
「おめでとう」の次に「走りんさんなよ!?」でした。
取材や原稿作成、天気予報の準備などは放送直前までバタバタになることも多く、
私は報道制作フロアを走り回る常習犯でした(すみません)。

でも聞いてください。
私、妊娠が分かってからは走っていません!
……はい、全然威張って言うことじゃないですね。

「仕事を効率よく進められた」が理由だったら良いのですがそんな自覚もなく(情けない)、
幸い大雨シーズンとかぶらなかったことや、
何よりフロアにいるみなさんが愛ある厳しい目を光らせてくださったことが要因な気がします。

これから

この数か月間、たくさんの先輩ママさんがご自身の出産エピソードを教えてくださいました。
人それぞれ全然違うのに、どのエピソードも想像をこえる大変なものでした!
これまで聞くことがなかったのが不思議なくらいに、皆さん凄まじいものを乗り越えてこられたんだなと感じました。

そして、赤ちゃんと出会えたときの感動や、その後の育児の苦労や喜びも。
私にはまだどれほどのものか想像がつきませんが、
お腹の中でうごうご動く生命体を感じるたびに、その日も近いんだなと実感しています。

さて、数か月後の私は、ここにどんなことを綴っているでしょうか。
隠すことなく喜びを爆発させているかもしれませんし、途方に暮れてみなさんにお悩み相談をしているかもしれませんね。
せっかくの「わたいき」でのブログ。
取り繕わずに、それこそ「自分らしく」綴っていきたいと思います。

お付き合いいただけますと幸いです。

塚原 美緒

気象予報士・防災士

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気象予報士・防災士。 2017年から夕方の情報番組「テレビ派」の天気予報や防災コーナーを担当。 2024年5月から産休に入る。 初めての出産・育児で学ぶこと...

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